中日立浪和義監督(54)が右肘手術を受けるドラフト1位草加勝投手(22=亜大)を直接激励していた。

沖縄キャンプへ向け、チームは30日に沖縄へ空路移動。キャンプインの2月1日に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受ける同投手の姿はなかった。

立浪監督は29日に草加と面談したことを明かした。「彼の野球人生を考えると、この先、活躍してくれる。みんながキャンプに行くときに手術をする。完璧に治してから。リハビリを頑張れと励ました」。ルーキーの心中をおもんぱかった。

即戦力右腕には最下位からの反攻への一翼も期待していた。当初は患部のPRP(多血小板血漿)注射での保存療法での再起も検討。3人のチームドクター検査後にも、指揮官自ら草加の決断へアドバイスを送っていた。「(手術をせずに)投げれば痛みは出る。(いま手術をすれば)1年ちょっと(で復帰)が2年半とかになる。今やっておいた方がいい」。トミー・ジョン手術を受けると投球再開まで約1年を要する。最短でも戦列復帰は25年シーズン。未来の竜投の主役としての戦列復帰に期待を寄せた。【伊東大介】

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