中日ドラフト1位の草加勝投手(22=亜大)が10日、沖縄・北谷でキャンプ中の立浪和義監督(54)に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を終えたことを報告した。1日に横浜市内で手術を行い、8日に沖縄入り。今後は2軍読谷組でリハビリを開始する。

右肘違和感発覚後、初めて取材に応じた同投手は「チームにもファンのみなさんにも迷惑をかけて申し訳ないのですが、これから先、野球を続けていく中で痛みもなくやれるというのであれば、手術しかないと思ったので覚悟を決めてやりました」と心境を明かした。

草加は1月15日にナゴヤ球場での新人合同自主トレ中に右肘に違和感を訴えた。チームドクターの検査の結果、「右肘内側側副靱帯(じんたい)損傷」と診断。一時は保存療法(PRP注射)も検討されたが、再診などを経て手術を決めた。

肘の違和感はそもそも大学入学時からあったという。「そんなにひどいわけでもなかったのでずっと続けていた感じでした。ケアできなかった自分が悪い」と悔やんだが、今後は復帰までの1年超をプラスに転じることに集中する。当面の目標として同じ手術から復活を遂げた梅津の名前をあげ「体が大きくなれるようにやっていければ」とまずは体力強化に取り組む意向を明かした。

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