阪神佐藤輝明内野手が2安打発進を決めた。今春初実戦となる1、2軍合同紅白戦に紅組の「1番三塁」で先発。初回、左腕門別の144キロ直球をバットを折られながらも中前へ運び、先輩の貫禄を見せつけた。「多分疲れていると思うし、途中力んでいたので。でも、いいピッチャーだなと思いました」。3回には西純から左前打。自ら選んだ1番で快音を響かせた。

オフには米シアトルの最先端野球トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」で動作解析やトレーニングに励んだ。股関節をより意識した打撃には、日に日に手応えを深めている。「このまま方向性的にはいいのかな、バッティングに関しては。そう思うのでこのままやっていきたい」と視界良好だ。

バックネット裏から視察した巨人の中里スコアラーは「強引さがなく、コンタクト重視でいっているように今日は感じた。強く振る時とそうじゃない時とを使い分けたり、打撃に幅も出てきているのかな」と警戒。プロ4年目、上々のスタートを切った。【中野椋】

【阪神紅白戦】24年チーム1号はミエセス/詳細