阪神門別啓人投手(19)が今季初の対外試合に直球勝負で臨む。17日の楽天との練習試合(宜野座)で3イニング登板予定。今年初実戦となった11日の紅白戦では全39球中32球が真っすぐだった。

「紅白戦と同じで、真っすぐでドンドンいけたら。変化球より、今は真っすぐで押していければいいと思っているので。紅白でも三振は取れたけど、球の質や強さは全然。明日はもっと出力を上げたい」

モチベーションは地元・北海道での凱旋(がいせん)登板だ。3月2、3日に日本ハムとのオープン戦(札幌ドーム)を予定。「そこで投げさせてもらえるように、しっかりアピールできるようにやりたい。札幌では親とかお世話になった人にも見せたいので」。すでに岡田監督は「そこでお披露目やね。北海道出身だから」と起用を明言している。元気な姿を見せるためにも、楽天戦で弾みをつける。

この日はブルペンでカーブやスライダーを交えて21球。「悪いなりにコントロールが出来た」と納得顔だった。「今(の状態)は順調。もっと段階を踏んでローテに近づけたら」。3月の登板を見据えつつ、目標の開幕ローテーション入りへ調子を上げていく。【波部俊之介】

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