侍ジャパンの井端弘和監督(48)が1日、J1川崎F-磐田戦(等々力)で始球式を行い、“コロコロPK”を披露した。89番のユニホームを身にまとい、川崎Fのマスコット・フロン太が立ちはだかるゴールマウスに向かい合うと、右足で蹴り込んだ。コロコロと転がるボールは、フロン太のやや右へ吸い込まれた。「端を狙って外すよりかは、置きにいきましたが。どれくらいの強さで蹴っていいかわかんなかった。プロのサッカー場の芝生を踏んだのは初めて。当然ですけど、野球よりはるかに緊張しました」と振り返った。

川崎市出身で、今年がちょうど市政100周年という節目に、競技の枠を超えて舞い込んだキッカー役だった。「川崎で育てられてすごくこの球場も何度も足を運んで、この陸上競技場で小学校、中学校とここで走り回った記憶あります。川崎も市政100周年というところでは、今年フロンターレに優勝してほしいなと思ってます」とエールを送った。