24年日本一チームの阪神がオープン戦開幕から6戦6敗を喫した。引き分けを挟まずのオープン戦開幕6戦全敗は18年以来、6年ぶりとなった。

先発の伊藤将司投手(27)は4回を6安打3四死球で2失点。岡田彰布監督(66)は「そうやなあ。前もあれやけど、なんかストレートがあんまり走らんなあ」と思案。それでも昨季10勝を挙げた左腕に「いやいや、まだ心配なんか、そんなん」と変わらぬ信頼を口にした。

伊藤とともに開幕ローテーション入りが有力視される大竹耕太郎投手(28)は、左肩のガングリオン除去処置の影響もあり、この日が今春実戦初登板。2イニング目の7回に渡辺佳に右越えソロを浴びたが、2回1失点でまとめた。指揮官は「大竹の方が速く感じたよな。伊藤より、まっすぐ。今日は投げただけやから、次はもうちょっと長いイニングを投げると思うけど、そのへんからやな」と話した。

オープン戦6試合でいまだ勝ちなしも、岡田監督は泰然自若。「(勝敗は)そんなん全然関係ないよ。楽天勝ちにきとったな、左ばっか投げて。ピッチャー10人くらい入ってるから誰投げんねんと思ってたけど」。日本一チームらしく、どっしりと意に介さない様子だった。

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