3人組ロックバンド、10-FEETが「2024 ABCプロ野球テーマソング」を書き下ろすことが11日、分かった。
昨年は映画「THE FIRST SLAM DUNK」のエンディング主題歌「第ゼロ感」が大ヒットし、紅白歌合戦にも初出場。ボーカル、ギターのTAKUMA(48)は大の阪神ファンでもあり、日刊スポーツの独占インタビューで猛虎愛を語り尽くした(前後編の前編)。【取材・構成=佐井陽介、村松万里子】
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-プロ野球テーマソングの話が届いた時の気持ちは
TAKUMA(以下T) うれしかったです。野球も好きですし、去年は映画「THE FIRST SLAM DUNK」の主題歌で「第ゼロ感」を使ってもらったんですけど、主題歌とかタイアップをそんなに多くやらせてもらってきたバンドではないので。やっぱり楽しいし、やりがいもあるので、うれしいなと思いました。
-TAKUMAさんはABCラジオで「ABCフレッシュアップベースボール」をよく聞いているそうで
T 僕はもうめちゃくちゃヘビーユーザーです。阪神の試合がある時はほぼ毎日。radikoがあれば、さかのぼって聞けるので。球場によってライセンスの関係で映像の中継がない試合とか、僕たちもツアーとかで地方でライブ稼働がある日がすごく多いので、「radikoとABC」というのが僕の黄金セットで。
-多忙の中でも時間を
T 捻出します(笑い)
-KOUICHIさん、NAOKIさんはこれだけ野球にぞっこんのTAKUMAさんをどう思われていますか?
KOUICHI(以下K) TAKUMAほどではないので…温度差は若干あると思います(笑い)
-TAKUMAさんが仕事の合間にラジオ中継を聞いている時は
K もう何も声をかけずに、そっと(笑い)。自分の時間を楽しんでるんやなと思いつつ。
NAOKI (静かに優しくうなずく)
-今回は書き下ろし楽曲
T あまり「野球といえば」というイメージは持たずに作っています。以前は結構イメージ重視で作っていたんですけど、あまり重視しすぎると良くないのかなと。その時その時の自分の興味とか、心の中、頭の中のトレンドとか、その時に純粋にやりたいこととかが合わさって初めて、その時できるべき音楽になっていくのかなと思うので。だからあまり意識しすぎないようにはしています。絶対かっこいい曲を作りたいなって思っています。
-阪神はもちろん、野球自体のファンでもある
T そうですね。長く応援しているので。たとえば結構コアなタイガースファンって、そんじょそこらの浅いジャイアンツファンよりも、よくジャイアンツのこと知ってんでっていう…(笑い)。ライバル球団だけに。そういうセリフをよく聞きますけど、僕も同じで。やっぱりジャイアンツのことは気になる。それに長いこと阪神を応援していると、移籍やトレードで他球団に行って頑張っている選手とかも応援しているうちに、どんどん他のチームも好きになっちゃったりして、今はもうほんまに全体が好きやし、みんななるべく長い年数プロでいてね、とか思います(笑い)
-親目線ですね
T 一方でやっぱりみんな自分が応援してるチームのファンで、ひいきがあって初めてどんどん面白くなっていく要素がスポーツの面白い部分でもあると思う。そこは他球団もどんどん好きになっていくけど、なるべくムキにもなっていたいなと思っています。
-TAKUMAさんは阪神2軍本拠地の鳴尾浜にも行かれているそうで
T はい。だいぶ前から、チャンスがあればちょくちょく。
-顔バレしそうです
T あまりバレるバレないっていう感じじゃないですよ。試合を見ていたらたまたまバンドマンの知り合いがいて、めちゃくちゃ盛り上がったりはしましたけどね。鳴尾浜で会ったら、もう絶対盛り上がりますよね(笑い)。面識はあったけど付き合いはなかったのに、そこで出会ったことでめちゃくちゃ意気投合しました。お互い「そんなに好きだったんですね」って(笑い)。しかもそのまま2人とも親子ゲームで甲子園に行きました。「この後もしかして?」「はい」みたいな(笑い)
-鳴尾浜には熱狂的なファンの方々も多い
T 鳴尾浜まで行ったら、あんまりヤジとかそんなにない。それも超えてマジなんですよね。「ほ~ほ~ほ~」って言って見ている。皆さん阪神ファンの中でも黒帯クラスやから、やじる時間があったら、下手したらデータ取ってたりしていますよ。
-今では多くの方々から阪神ファンと認知されているのでは
T どうなんでしょう。六甲おろしの映像を使っていただいたりもしたので、ちょっとだけ広がっているかもしれないです。そんなに僕もわあってファンだとは言わないんですけど、たまにこっそりSNSにあげたりしています。
-10-FEETの大ファンだった元阪神の藤原正典さんとは、現役時代から親交が深いそうですね。現役の阪神選手とも接点は多いのですか?
T いやいや、そんなことないですよ。東京でタイガースファンの飲み会とかは行ったりしますけど。元タイガースの田上(健一)くんとはこの間、一緒にご飯行きました。そういうところにはちょこちょこ行ったりしていますけど、現役選手ではいないですね。
-ところで阪神ファンになったのは幼少期ですか?
T そうです。おじいちゃんが好きやったんで、それの影響で物心がついた時から。
-子供の頃のヒーローは
T いや、もうバックスクリーン3連発時代ですかね。掛布さん、岡田さん、バースさん…。真弓さんや佐野さんがいて、捕手に笠間さんがいて…。もうあの頃の選手全員ですね。
-では岡田監督が指揮を執った昨季のリーグ優勝、日本一の喜びは格別だったでしょうね
T そうですね。「イェーイ!」とかじゃなく、1人でホロリと静かに泣きましたね。良かったねって。
-リーグ優勝の瞬間はどこで堪能したのですか?
T 自分の防音室で作曲しながら1人で見ていた覚えがありますね。たまたまその瞬間だけ見れたんですよ。めっちゃうれしかったです。日本シリーズの甲子園最終戦は現地まで行けました。いい試合で勝ちました。 (後編に続く)
◆10-FEET(テン・フィート)97年結成の3人組バンド。ボーカル&ギターTAKUMA、ベースNAOKI、ドラムKOUICHIのメンバー3人とも京都府出身。01年にデビューし、京都を拠点に活動中。22年に結成25周年を迎えた。昨年は映画「THE FIRST SLAM DUNK」のエンディング主題歌「第ゼロ感」で注目を集め、「第74回NHK紅白歌合戦」に出場した。
◆解禁 10-FEETが書き下ろす「2024 ABCプロ野球テーマソング」はシーズン開幕日の3月29日に解禁予定。ABCラジオでは当日の「ABCフレッシュアップベースボール」(巨人-阪神、午後5時55分~試合終了まで)でオープニングテーマ、ジングルとして使用開始される。ABCテレビでは4月3日の「スーパーベースボール 虎バン主義。」(阪神-DeNA、午後6時16分~同8時54分)から使用開始する。他、ABCテレビの情報番組「おはよう朝日です」「newsおかえり」などのスポーツコーナーでも使用予定。



