阪神岡田彰布監督(66)は12日、自身の提言で昨年9月に始まった「ブロッキングベース」の規則がメジャーでも導入されることを受け、納得の表情を見せた。「当たり前のことやん。何も驚きとかないけど。アメリカでも決まってなかったんやなあと思ったよ」とうなずいた。

走者が進塁・帰塁する際、守備側の不可抗力でベースがふさがれアウトになった場合も、タイミングがセーフならセーフというもの。昨年8月18日のDeNA戦で阪神熊谷が二盗を試みた際、遊撃手京田の足がベースを完全にふさぐ形になり、アウトになった。審判は「京田は故意ではない」としたが、岡田監督の猛抗議をきっかけに、シーズン中の運用変更が決まった。

「今まで決めてなかった方がおかしい。あれはあかん。コリジョンの時に決めとかなあかんわな」

コリジョンルールは本塁に限られていたが、二塁、三塁では身をていして走者をブロックするプレーが頻発していた。現役時代は二塁手だった同監督。以前のルールでは守備側は故障リスクがあり、走者側には「遠慮」という見えない不利益があったと、強調した。

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