リーグ3連覇中で4連覇を狙う日体大は、終盤に追い上げるも、初戦を落とした。

開幕投手を任されたのは、背番号19の宮下大地投手(4年=日体大荏原)。古城隆利監督(54)から「今シーズンのオープン戦で一番調子が良かったので」と、マウンドに送り出された。4回途中で降板も、3四球5奪三振無失点で、先発の役割を果たした。

その後は4人の投手が継投も、毎イニングで走者を出し、守備からリズムをつくれなかった。

今秋ドラフト候補に挙がる最速153キロ右腕の寺西成騎投手(4年=星稜)は、ベンチ外。指揮官は、寺西の状態について「ちょっと遅れちゃっているので。(リーグ戦の)中盤、第3週以降くらい」と、今後の登板見込みを話した。

チームは敗戦も、新戦力が光った。

「1番中堅」でスタメンに名を連ねたルーキーの小林聖周外野手(1年=浦和学院)は、6回先頭でインコースの直球を右前へはじき返し、リーグ初安打をマーク。初得点も記録した。起用に応えた小林は「すごくうれしいことで、自分の自信にもつながったんですけど、自分はまだまだだなと。1打席目は三振して、1番として勢いをつけられなかった。次は1打席目の入りをもっと意識して、チームに貢献したい」と、手応え以上に悔しさをにじませていた。