中日は今季最多タイ15安打で今季初の2ケタ11得点を奪い連敗を止めた。3回、3番オルランド・カリステ内野手(32)の適時打で先制すると、4番中田翔内野手(35)が右前に落ちるラッキーな2点適時二塁打。5番細川成也外野手(25)は6回にリーグ単独トップに立つ6号満塁弾を含む3安打5打点と大爆発。主軸の活躍で借金突入を回避した。

「大将」の適時打が「大勝」を呼び寄せた。開幕から順調に積み重ねていた4番中田の打点は13日の阪神戦を最後に12試合途絶えていた。

打開策のひとつとして、試合前にはソフトバンク山川穂高内野手(32)のバットで打撃練習を行った。その山川バットを2打席目に使用。放たれた打球はダイビングする右翼手度会の前で弾み、出場24試合目で12個目の打点が刻まれた。「当たりはよくなかったけど、なんとか落ちてくれてよかったです」。何より打点にこだわる主砲にとっても大きな一打となった。

4番が打てば、細川のパワーは倍増する。3回、中越え適時打を放つと、6回には左翼席へ自身初のグランドスラム。「完璧でした。浮いてきたボールをしっかり振り抜くことができました。たぶん野球人生で初めての満塁本塁打。本当にうれしかったです」と笑みを浮かべた。

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