DeNA東克樹投手(28)がタオルで顔を覆った。
1点リードの8回2死一塁、キャリア最多の123球目を中日山本に捉えられた。中前打で一、三塁。降板を告げられ、帽子を脱いでベンチでうなだれた。「(山本を)抑えられなかったことが悔しかった」と汗を拭い、ベンチから願った。
2番手伊勢が無失点で切り抜け、拍手とハグで出迎えた。「大夢くんなら抑えてくれると思ってました」。8回途中6安打1失点でハマスタで1年負けなしの10連勝。歴代最多の遠藤一彦に39年ぶりに肩を並べた。さらに開幕投手で開幕から無傷の4連勝も歴代最多タイ。「尻上がりに良くなってきて、今季の中で感覚的には一番良かった」とうなずいた。
今季は2年ぶりの開幕投手を任され、各球団のエース級がひしめく金曜日のローテを守り続ける。昨年の契約更改では「重圧を感じてダメになれば、それまでの選手。それに打ち勝って成績を残してこそ、本物のエースに近づける」と言った。3連敗で食い止める貫禄の投球にも「エースになるには、先制点を取られないとかイニング途中で代わらないとか、まだできてない。それを何年もできてこそエースになると思う」と目指す先は高い。東が横浜で、エースの階段を駆け上がる。【小早川宗一郎】



