上々の1軍デビューだった。楽天ドラフト1位の古謝樹投手(22)が、日本ハム戦で初登板初先発。

2万5000人超が来場した満員御礼の本拠地で6回5安打2失点と力投した。「とても楽しかったのが一番印象に残ってて、負けたんですけど、結果以上に自分の中で財産というか、とてもいい経験になりました」。自身はプロ初黒星でチームは6連敗。球団新人では21年早川以来の初登板初勝利を逃したが、試合後の表情は充実感がにじんだ。

真っすぐで押した。初回、先頭水谷を145キロ直球で三ゴロに仕留めてから3回まで完全投球。2回1死で万波を中飛に抑えるまで直球を17球続けた。4回に5連打で2点を先取され、なおも無死満塁のピンチを迎えたが、奈良間をツーシームで三ゴロ併殺。5、6回は無安打と立て直した。

元ロッテ成瀬のようなテイクバックの小さいフォームが特長だ。湘南学院時代に臨時コーチだった元横浜高部長の小倉清一郎氏から「成瀬を目指して頑張れ」と球の出どころが見づらい投げ方をたたき込まれ、桐蔭横浜大を経て最速153キロ左腕に成長した。次回登板は未定も「次は絶対勝てるように頑張りたい」と古謝。楽天の未来を担う期待のドラ1が、確かな1歩を踏み出した。【山田愛斗】

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