2位阪神が一時は4点差をひっくり返されるも、延長戦を制して連敗を阻止した。延長10回1死で、佐藤輝明内野手(25)が右翼スタンド上段へ勝ち越しの15号ソロ本塁打を放ち、試合を決めた。
阪神は逆転優勝へ勝負の9月はここまで1度も連敗なし。首位巨人も敗れたため、巨人の優勝マジックは6のまま、ゲーム差は再び2に縮まった。
先手を奪ったのは阪神だった。3回、先頭の近本が中前打を放つと、2死三塁から4番大山悠輔内野手(29)の左前適時打で先制に成功。続く佐藤輝が四球で出塁すると、2死一、二塁で井上広大外野手(23)が左翼へ3号3ランを放ち、一気に4点を奪った。
このまま阪神ペースかと思われたが、暗転したのは5回だった。粘投を続けていた先発の青柳晃洋投手(30)が森敬、代打林と2本の二塁打を浴びて1点をかえされると、2死一、三塁でオースティンに左翼へ適時打を許し、ここで降板となった。なおも2死一、二塁で左腕島本にスイッチしたが、代打宮崎に左中間へ逆転3ランを許し、この回計5失点で、一時は試合をひっくり返された。
それでも1点を追う8回。大山、佐藤輝の連打と井上の四球で無死満塁の好機をつくると、代打渡辺の二ゴロの当たりを、二塁牧が本塁へ悪送球。この間に同点に追いつくと、試合はそのまま延長戦へ。そして延長10回1死、佐藤輝がDeNAウェンデルケンの内角直球を捉え、完璧な1発を放った。
阪神は9月は2度の5連勝で連敗なし。前日20日は6試合ぶりの黒星を喫したが、この日は再び反発力を見せた。22日からは本拠地甲子園で首位巨人と直接対決2連戦。逆転優勝へ、ここで一気に勢いに乗りたい。
▼阪神佐藤輝が延長10回に決勝のソロ本塁打。今季は6本目の決勝弾で、チームでは森下の5本を上回って最多。また、4月5日ヤクルト戦(神宮)での延長10回決勝ソロ本塁打に次いで自身今季2度目の延長決勝弾。球団でシーズン2度記録したのは17年福留孝介の2度以来、7年ぶり。



