ヤクルト奥川恭伸投手(23)が開幕ローテ入りに大きく前進した。

広島とのオープン戦に先発し、5回を4安打無失点と好投。5回2死一、三塁、中村奨を追い込んだ後、130キロスライダーを外角低めに投げきった。空振り三振に仕留めた。今季1軍初登板で結果を導いた。

ストライク先行で攻めた。球数52のうちボール球は11球だけ。打者18人に無四球どころか、3ボールになることもなかった。ストライク率は78・8%に「ストレートと変化球をしっかりベース板に投げていくことを意識しました」とゾーン勝負を徹底した。

修正力を示した。今季実戦初登板だった1日の巨人との2軍戦は2回2安打1四球無失点だった。最速153キロをマークしながらも、高津監督からは「タイミングを崩したバットの当て方のできる投手」と制球力や間合いなど高い次元の修正を求められていた。中6日のマウンドで完成度を高めた投球を示した。

好投の中で反省も忘れない。奥川は「全体的には良かったのですが、変化球の精度をもう少し上げて。低く投げるところはしっかり低く投げる必要がある。今後、もう少し細かいところを修正していきたいと思います」と言った。フォークで三振を奪えなかったことなどを次なる課題とした。

次回登板は18日阪神戦(神宮)の予定。開幕ローテ入りの最終テストとなる見通し。キャンプでは下半身のコンディション不良で一時、別メニュー調整となったが、軌道修正してアピールを続けた。目標は「1軍完走」。そのために今は開幕ローテだけを見据え、仕上げていく。

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