巨人阿部慎之助監督(46)が“愛弟子”に開幕戦のホットコーナーを託すことを決めた。27日、東京ドームでの全体練習をいつも通り外野からじっくりと観察した。三塁スタメンでの起用をベテラン坂本か。伸び盛りの中山か。悩みに悩んだ。
「勇人で明日行こうかなと思う。スイッチの入れどころは知っている選手だから、体調を考慮しながらのシーズンになるけど、そこで中山にも絶対にチャンスがあるので、そこでいいものを見せてくれればいいなと思います」
坂本はオープン戦は体調不良での欠場もあり打率1割1分5厘と快音を欠いた。最終的な決め手は「実績」とひと言。プロ2年目の08年で初の開幕スタメンをつかむと、ケガで出遅れた22年を除き、昨季まで開幕オーダーの一角を担ってきた。現役最多のプロ通算2415安打を積み上げ、レジェンドの領域でプレーする。
セ・リーグ連覇、日本一への挑戦が幕開けする。143試合の長丁場は「代打で後から行く人も充実するし、中山、大城(卓)、チョーさんもいるし、後から行く人の層も厚くなる」とチーム一丸で臨む。犠打を多用した昨季の“阿部野球”のリノベーションも予告。「打って打って打ちまくる、なかなか難しいんだけど、そういうチャレンジしていくことも大事かなと」と指揮官。秋に待つ、歓喜への道のりを踏み出す。【為田聡史】



