球界日本人最長身を誇る2メートル右腕、広島ドラフト5位新人の菊地ハルン投手(18)がプロ初登板で3人斬りデビューを決めた。5-0の9回に4番手でマウンドへ。巨人先頭の中山を2球続けた真っすぐで中飛に打ち取ると、リチャードには2ボールからの直球で中飛に料理。最後は増田陸を146キロで空を切らせて試合を締めた。「ゼロ点に抑えられたのでよかったです。3者凡退は狙っていた」。プロ初奪三振までに1球スライダーを交えたのみ。11球中10球がストレートと、度胸満点の快投だった。
日本人の母とパキスタン人の父を持ち、体重115キロで靴のサイズは31センチ。スケールの大きい投球で圧倒した。球場を埋めた3万人超えの大歓声にも、緊張するどころか力みもなかった。「集中することが自分の役目だと思ったので、打者1人に対して思い切り投げることを意識しました」。
見事な投げっぷりに、新井監督も拍手を送る。「緊張したと思うんですけど、ストライクが入るので、大したもんだなと思いながら見ていました。いい経験にしてもらいたい」。大きな可能性を感じさせる初登板。鯉のハルンが大きな1歩を踏み出した。【前原淳】
▽広島中村奨(9号2ラン含む3安打猛打賞)「今年は使ってもらっている立場なので、1試合でも多くアピールして来年につながれば」



