阪神が敵地で延長12回の末に、今季4度目の引き分けとなった。試合後、リリーフについて聞かれた藤川球児監督(45)は、自ら1人の左腕の名前を挙げた。
「個人名で言うと、伊原は違う姿をファンの方も含めて、チームメートも含めて見てもらえたのかなと。ああやって少しずつ成長するのかなというのは一つ感じましたね。失敗も成功もね」
ルーキー伊原陵人投手(25)は2-2の延長12回に、ラストの8番手でマウンドへ。先頭蝦名に中前打を浴び1死二塁とされるも、3番佐野に直球を続け遊飛。三森には四球を与えたが、最後は山本を142キロ直球で遊ゴロに打ち取った。
伊原は4月から先発が続いていたが、リリーフへ再び配置転換。この試合前まで回またぎで2戦連続の失点が続いていた。2回2失点を喫した20日DeNA戦(甲子園)の後、指揮官は伊原に「かわす技より強さを。うまさというものは、時期はもう過ぎているので、次は強さを身につけるということがこれからは必要になる」とさらなる成長を促していた。
この日は「違う姿」を見せ、伊原も「やっぱり強気で攻めるのが持ち味だったので、そこを忘れないように、また思い出させてもらえた」とうなずいていた。



