昨夏の甲子園大会で準優勝した日大三(東京)の硬式野球部員2人(17歳と16歳)が女子生徒にわいせつ動画を送らせ拡散したなどとして、警視庁が児童買春・ポルノ禁止法違反(製造や提供)の疑いで書類送検したことが12日、分かった。
捜査関係者によると、動画は部員二十数人が受け取り、拡散には十数人が関わったとみられる。
送検容疑は17歳の部員が昨年3~6月ごろ、知人の当時15歳の女子生徒に、わいせつな画像や動画を3回にわたりSNSで送らせ児童ポルノを製造し、動画1点を16歳の部員に提供した疑い。受け取った16歳の部員は同5~10月ごろ、他の複数の部員に動画を送信して提供した疑い。昨年10月に女子生徒の家族から「娘の動画が拡散しているようで心配だ」と警視庁に相談があり発覚した。
東京都高野連によると、昨年11月上旬に日大三から相談を受け、すぐに日本高野連に報告した。現在は学校側に求めた報告書を待っている段階。今後は日本高野連の審議委員会を経て、仮に対外試合禁止や指導者の謹慎といった処分が必要と判断された場合、日本学生野球協会の審査室に上申することになる。
この日午前10時ごろには同校正門付近にテレビカメラを含めメディアが集まり、驚いた表情を浮かべる登校中の生徒もいた。校舎に隣接する野球場に部員の姿はなく、学校側は野球部の今後の活動について「検討する」と話すにとどめた。春夏計40度の甲子園出場を誇る名門が不祥事に揺れる事態となり、前監督の小倉全由氏(68)は「前任者としても責任を痛感しております。今は警察の方々、学校も調査中で詳細がまだわかりませんが、ご心配をおかけすることになりました保護者の皆さま、そして日大三高の全ての生徒たちのことが、本当に気がかりです」と声を落とした。



