先発候補の新外国人トリオが、快速球デビューを果たした。巨人フォレスト・ウィットリー投手(28=レイズ)、巨人スペンサー・ハワード投手(29)、ブライアン・マタ投手(26=レッドソックス傘下3A)が、楽天とのオープン戦(那覇)で実戦初登板。3人そろって150キロ超えの直球を連発し、1回無失点の好投を見せた。昨季、先発不足に苦しんだチームの救世主として、助っ人が立ち上がる。

   ◇   ◇   ◇

身長201センチの大型右腕、ウィットリーが投じた1球目。楽天佐藤への外角高め直球はバックスクリーンに153キロと表示され、那覇のファンがどよめいた。その後も直球は、全て150キロ台。最速は156キロをマークする申し分のない球威を示し、上位打線を3者凡退に仕留めた。

昨年11月、頼もしい先輩から助言を受けた。23、25年とDeNAで活躍したバウアーだ。10年以上の付き合いがあるサイ・ヤング賞右腕から「高めの真っすぐはアメリカほど(ストライクを)取ってくれない。もっと低く投げた方がいい」と成功の秘訣(ひけつ)を教えてもらった。2番中島に対し、内角低めに直球を決めて見逃し三振。日本野球適応への片りんを見せた右腕は「毎年初実戦の時は緊張する。特に今年は異国の地で全く違う環境だったので、非常に緊張感ありましたけど、結果良かったので満足してます」と、手応えを口にした。

ウィットリーの快投に、ライバルたちも黙っていない。2番手で登板したハワードは、最速154キロをマーク。楽天から加入した右腕は、昨季チームメートとして戦った4番ボイトから、見逃し三振を奪った。3番手のマタも、最速156キロを計測。2死二塁で1番佐藤からスライダーで空振り三振を奪い0を並べた。

外国人枠の争いは激しさを増す。先発候補の3投手に加え、WBCキューバ代表のマルティネス、パナマ代表のバルドナード、野手はキャベッジ、ダルベックと支配下7選手が1軍登録の5枠をかけて戦う。阿部監督は「最後の最後まで悩ませてほしい」と、うれしい悲鳴。昨季、規定投球回をクリアした投手は山崎のみ。先発不足に苦しんだチームを立て直すべく、新助っ人トリオが切磋琢磨(せっさたくま)していく。【北村健龍】

【オープン戦スコア速報】はこちら>>