報徳学園が接戦を制し準決勝進出を決めた。

先発はプロ注目の江藤達成投手(3年)。スカウト4球団が見守る中、9回152球3安打4奪三振2失点(自責0)で完投した。

3回にこの日初安打を浴びるも、初回から6回までに打たれたのはその1本のみ。「初回はゾーンにしっかり投げることができていて、力感もなくコースに投げられていたので。調子は良かったと思います」と、スカウトのスピードガンで最速146キロを計測した真っすぐと多彩な変化球でアウトを重ねた。7回に四死球や味方のエラーで2失点も同点は許さず。8回には先頭打者の打球が右肩に直撃するアクシデントに見舞われた。しかし「澤田が(神戸)国際(大付)戦を1人で投げきることができていたんで。自分もやっぱりやるしかないってなって。(打球が)当たった時も、無理ちゃうかと思ったんですけど、もう投げ切るしかないって思って。しっかり最後まで投げきることができたんでよかったです」と3回戦で完投した澤田悠佑投手(3年)に刺激を受けて自ら続投を志願した。

巨人の岸敬祐スカウトは「まだまだ細いがすごくスケールのあるピッチャー。器用に変化球も投げられるし、すごい良い角度で投げる。将来性豊かなピッチャーだなと。冬明けてコントロールが特に良くなったなっていう印象。今日もだいぶ制球力がいいので成長は見られる」と今後にさらなる期待を寄せた。

また、3回途中から登板した同じくプロ注目の社・岩井秀耶投手(3年)は中学時代、兵庫ヤングフェニックスでチームメートだった。初の投げ合いとなったことに「社戦って知ってから『もしかしたら秀耶が投げてくるんじゃないか』と考えたら結構ワクワクというか、気分も上がった」と楽しみにしていたことを明かした。

現在の背番号は10。「やっぱり1番つけたい。まだつけたことないので。今大会で優勝して、近畿大会では1をつけたい」と特別な番号を背負ってマウンドに上がる日をつかみにいく。