今季初登板初先発した今秋ドラフト上位候補の関大・米沢友翔投手(4年=金沢)は、5回5安打5奪三振1失点だった。「そこまで調子が良くない中だったんですけど、それでも要所要所でしっかり厳しい所に投げ切ることができましたし、なんとか抑えることができて良かった」と振り返った。左人さし指の水ぶくれの影響で第1節はベンチ外。マメの状態をみながらで、雨続きの天候も重なりなかなかボールを投げることもできず、ブルペンで1回投げたのみのぶっつけ本番に近い状態でのマウンドとなった。
毎回走者を背負い3回には3安打で1点を失うも、5回は2者連続空振り三振を奪うなど全体的に丁寧に投げ分け、最少失点でマウンドを降りた。
プロ志望届提出後の初登板でもあり「もう一つアピールというか、自分のピッチングを見せることが大事かなとは思ってるので、もっと頑張りたい」。そんな米沢に、バックネット裏ではNPB5球団が熱視線を送った。巨人・岸敬祐スカウトは「球質はやっぱり素晴らしい。空振りが取れる球質は非常に魅力的。今後もっともっと良くなるんじゃないか。その中でもピッチングの上手さやストレートの質は非常に良いものを感じた」と評価。この日最速は145キロと今春、そして全日本選手権と比べたら多少落ちてはいるが、ドラフトに向けて引き続き楽しみな投球を披露した。
今の出来について米沢は「50%くらい」と回答。リーグ優勝、そして日本一を成し遂げた春の状態には届いていないことを自身で感じているという。それでも「なんとか悪いなりにいいピッチングをしようっていうのは考えてるので、そこはうまくできてるのかな」と今できる最高のパフォーマンスを続け、徐々に状態の向上を図る。「今日久々でなんとか粘ることができたんで、しっかりこれを機に良いピッチングができるように」。勝負の秋が始まった。



