ソフトバンク庄子雄大内野手(24)がチームの2年連続の日本一を記念し、日刊スポーツに独占手記を寄せた。大卒2年目の今季は代走要員で開幕1軍入りし、遊撃手の1番手に成長。108試合に出場し、リーグ2位の22盗塁をマークしリーグ3連覇に貢献した。CS、日本シリーズも全試合スタメン出場し、CSでは勝負強い打撃でMVPも獲得。日本シリーズでも攻守で躍動した背番号S25が「感謝」の思いを明かした。【石橋隆雄】
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スタメンで出続けての日本一、CSでも試合を決める一打を打てました。昨年の日本シリーズは代走での1試合のみだったので、数倍うれしいですね。
ベイスターズは、こちらが勝っていても、あまりそういう雰囲気になれない。1発もあるし足もからめられる。本当に守っていてどの打順も気が抜けない。パ・リーグではあまり見ない相手の内野のシフト守備も、こんなにハマることあるのかなと。しっかり研究されていると感じました。
横浜高校で同学年だった度会(隆輝)が遊撃に打ってきた打球はちょっと高いバウンドだったり、三遊間寄りだったり簡単じゃない打球でした。内野安打にはさせない! と思ってやっていました。大舞台で一緒にできて楽しかった。ほかの同学年はもうほとんど野球をやめている。1年でも長くプレーできればと改めて思いました。
シーズン中の北海道遠征で、ギータさん(柳田)に3日連続でご飯に連れていってもらいました。あれだけ長くプレーされているので、健康面のことも聞きました。すぐにまねして(乳酸菌飲料の)「R1」を毎日飲むようになり、睡眠もしっかり取るようにしましたね。おかげでシーズンを乗り切れたので効果があったと思います。
本当に感謝です。「感謝」という言葉は母からずっと言われてきた言葉なんですけど、感謝することが多いシーズンでした。本多コーチには付きっきりで守備、走塁を教えていただきました。本多コーチの存在なくして、今の僕はないと思うので、感謝しかないですね。地道な練習の繰り返しは結構きついんですけど、基礎を徹底的にやってきたので、試合で生かされることも多かったです。
マキさん(牧原大)は、今季中に本塁打を打ったらスーツケースを買ってくれる約束をしてくれました。9月に初本塁打を打つとすぐに買っていただいて、スーツケースの中にはサプライズでスニーカーが入っていました。ルイ・ヴィトンのシンプルな白と黒。まだはけてないですね。どういう時にはけばいいのかなと…(笑い)。
ロッカーが近いんですけど、ケンタさん(今宮)とスニーカーの話をしていて、そのときに足のサイズの話をしたので、近くにいたマキさんも聞いていたんじゃないかと思います。
二遊間でも話す機会が増えたので、コンビネーションも合ってきました。マキさんは練習量がすごい。体力も。あの年齢で体のどこかに異変があっても、周りに絶対に見せない、気持ちの強さがすごいですね。
足が速いので周東さんともよく比較されますが、周東さんは第2戦で、中堅前への正面のゴロで一気に二塁まで行って二塁打にした。僕だったらたぶん、一塁で止まっていますね。その判断力、決断力、決断してからのトップスピードに入る速さがすごい。そこに近づかないといけないですね。
小久保監督が言うように3年やって本当のレギュラーと言われるので、来年が本当に大事。打撃でも形が見えてきた。打率、出塁率にこだわって、盗塁も今季の22個より上を最低限でも残したい。今年きっかけがつかめたからこそ、来年が本当に勝負の年になると思います。(ソフトバンク内野手)
◆庄子雄大(しょうじ・ゆうだい) 2002年(平14)10月2日生まれ、神奈川県出身。横浜では2年春に甲子園出場。卒業後は神奈川大に進学。リーグ戦で通算116安打、54盗塁。24年ドラフト2位でソフトバンク入り。25年5月5日西武戦でプロ初出場。今季はリーグ2位の22盗塁を記録した。クライマックスシリーズでは打率4割5分5厘でMVPを獲得。今季推定年俸1300万円。176センチ、74キロ。右投げ左打ち。



