レッドソックス松坂大輔投手(30)が12日、横浜高時代の仲間を中心としたチーム「サムライ」の一員として、茨城ゴールデンゴールズ戦に出場。この試合限りで勇退の決まっている萩本欽一監督(69)の目の前で、9打数7安打7打点の大活躍を見せた。

 4点を先制された直後の1回裏1死一、二塁。カウント1-1からの104キロ直球を、豪快に満員の左翼スタンドに運んだ。その後も中前打3本、右前適時打、中適時二塁打2本と固め打ち。本職のマウンドには上がらず、試合も12-15と惜敗したが、松坂の猛打を目の当たりにした萩本監督も興奮状態だった。

 松坂は試合後、「最後の試合に僕らを選んでいただいて、本当に良いのかなという気持ちでしたけど、最初から最後まで楽しく野球できました。本当にいろいろな思い出をいただいて感謝しています」と、萩本監督への気持ちを口にした。

 [2010年12月12日19時48分]ソーシャルブックマーク