<中日7-3ヤクルト>◇17日◇ナゴヤドーム

 中日のルーキー又吉克樹投手(23)が今季47試合目の登板でプロ初セーブを挙げた。

 4点リードの8回2死一、二塁。4番バレンティンを迎えた場面で登板したサイドスロー右腕は、3球三振で簡単にピンチを脱すると、9回もマウンドにあがり、3者凡退に抑えた。

 今季バレンティンに6打数無安打と完璧な仕事ぶり。故障で2軍調整中の守護神岩瀬が抜けた穴を、2年目の剛腕福谷と必死で埋めている。友利投手コーチは「勢いがあるから(9回も)そのままいかせて、ダメだったら福谷もいるし」と説明。又吉は初セーブの記録より「チームが勝ったので、それが一番の喜び」と、いつものようにチーム最優先の姿勢だった。