開幕はともにワールド・ベースボール・クラシック(WBC)帰りの岩隈VSダルビッシュ!
楽天野村克也監督(73)が2日、日本ハムとの開幕戦(4月3日、札幌ドーム)にエース岩隈久志投手(27)を投入する意向を示した。楽天監督就任後の開幕戦は3戦全敗。真っ向勝負のエース対決で、ヤクルト時代の98年から続く開幕連敗を、7でストップさせる意気込みだ。
久米島のポカポカ陽気に誘われて、野村監督の願望がそのまま言葉になった。「開幕勝ちてえな」。昨年は、まさかのサヨナラ3ランを食らって黒星発進。野村監督は98年以来7連敗となり、巨人川上監督の6連敗を抜いてワースト記録を打ち立てた。集大成の今季こそ、開幕ダッシュを実現したい。
相手の日本ハムはダルビッシュが開幕投手を務めるのが既定路線。野村監督は「ダルビッシュか。開幕、逃げるか?」とニヤリとしたが、即訂正した。「プロらしく正々堂々とエース対決や。1-0の試合をするか」と、エース岩隈を投入することを“予告”した。
ダルビッシュには昨季、3試合で対戦し、20イニングで1得点。防御率0・45に抑えられたが「ダルビッシュに、ウチは悪いわけじゃない」と、野村監督に苦手意識はない。さらに、岩隈には全幅の信頼を寄せる。「原監督は昨日のテレビで、WBCの3本柱を『松坂、ダルビッシュ、岩隈』の順番で言っていたが、メジャーリーガーに敬意を表したんだろう。コントロールから言えば、岩隈は松坂より上。心配はケガだけ。五体満足ならば日本を、リーグを代表する投手」と、順番が違うと強調した。
岩隈にとっても、3年連続の開幕投手は望むところ。気の早い質問に「まずは1つ1つをクリアしていきたい」と言いながらも「WBCで代表として行きたいし、帰ってきて、チームの1勝目を挙げたい気持ちはある」と意気込みを明かした。この日はWBCでの背番号がアテネ五輪の時と同じ「20」と発表。ブルペンではジャスト100球で、今年初の大台に突入した。1歩1歩、階段を上るエースは「50球目くらいからリリースポイントが安定し、腕が振れるようになった。ちょっとギアが入ったかな。バランスもちょっとずつ良くなっている」とブルペン投球を振り返った。
昨季は開幕4連敗とつまずいたが、真っ向勝負で開幕ダッシュを飾るつもりだ。「WBCで早めに仕上がるから、それがチームに福となればいい」と野村監督。サムライジャパンの熱を、エースがチームに吹き込むことを期待した。【金子航】
[2009年2月3日8時40分
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