<オープン戦:中日5-3巨人>◇6日◇ナゴヤドーム
中日の新外国人トニ・ブランコ内野手(28=ロッキーズ2A)が6日、巨人とのオープン戦(ナゴヤドーム)で右方向に豪快なアーチをかけた。4番一塁で先発。3回の第2打席で先発東野から2号ソロを放った。ここまでケタ外れのパワーばかり目立っていたが、引っ張るだけでないクレバーな一面も披露。ウッズの代役を期待される格安助っ人は、さらにアピールを続ける。
ブランコが右方向への2号ソロで猛アピールだ。2-0の3回先頭の打席。巨人先発東野のカウント2-2からの7球目の外角直球に、逆らわずバットをぶつけた。引っ張れば打ち損じてもおかしくない球。放物線が右翼スタンドに突き刺さるのを見届け、軽やかな足取りでベースを回った。「タイミングが合えば右にも左にも打てるよ」と当然のように話した。
実戦向きの助っ人だ。スイングの速さはフリー打撃で実証済み。3日のロッテとのオープン戦本拠地開幕戦では、ナゴヤドームの天井をかすめる超高角度の弾道で125メートル先の左中間スタンドに1号ソロをたたき込んでいる。パワーは文句なしとなると、問われるのは外角球、そして変化球への対応だが「右打ち」で答えを出した。この日は第1打席でも内角直球に振り遅れながら右前に適時ポテン打。「意識するのはセンターからライト方向。内角球は体が反応して自然に打てる」と話した。
落合監督のアドバイスが効いていた。キャンプで変化球を打てずに苦しんだ際、助言をもらった。体重を右足に残すことと、スタンスをやや狭めて自然体で構えること。「確かに後に体重を残すとボールも見やすくなるんだ」。この日指揮官から「そのスイングを忘れるな」と声をかけられた。驚くべきスピードで日本野球に順応している。
ネット裏の阪神嶋田スコアラーからは「ああいうコースに来たらパワーがあるから運ばれる」と警戒された。このまま変化球への適応力に磨きをかければ、ウッズ級の活躍も夢ではない。【村野
森】
[2009年3月7日11時50分
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