<オリックス0-11日本ハム>◇24日◇スカイマーク
日本ハムのダルビッシュ有投手(22)が6連続を含む11奪三振で完封勝利を飾った。
最後までマウンドにいると心に決めていた。ダルビッシュが昨年4月10日楽天戦以来の完封勝利。「今日は最初から完投したいと思っていました。すごくうれしいです」。6連戦の4戦目。疲労したリリーフ陣を休ませるため、エースはマウンド上で仁王立ちした。
大量援護にも恵まれ、心地よい投球が続いた。珍しくフォークを多投。直球と同じ軌道から鋭く落ちる“魔球”に、強力オリックス打線はかすることすらできなかった。コンビを組んだ鶴岡捕手は「ウイニングショットになる。レパートリーが広がる」とニヤリ。6回無死から圧巻の6者連続三振。三塁を踏ませず、今季最多の11三振を奪った。成績的には苦手とも言われる屋外球場のマウンドも関係なかった。
相手先発の小松ら、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表組に不調の投手も多い。それでもダルビッシュは「僕だって体も疲れているし、思うようにいかない。その中でもやっていくのがピッチャーだと思っている」とキッパリ。WBCを言い訳にすることは絶対にしたくない。だから栄光は過去のものにする。WBCグッズの展示を行うために、球団関係者が荷物の梱包(こんぽう)を解くと、底の方にケースにも入っていない状態の金メダルがあったという。決して粗末に扱ったというわけではない。それよりも大事なものが、今は目の前にあるという証しだった。
「内容はいいけど、感覚はそこまでよくなっていません。まだ時間はかかると思います」。日本のエースの“本気”は、まだまだこんなものではない。【本間翼】
[2009年4月25日8時42分
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