セ・リーグは7日、都内で理事会を開き、サイン盗みなど、不正行為排除に関するセ申し合わせ事項を決めた。「ベンチ内、ベースコーチ、走者から打者、あるいは塁上の走者に対して球種等の伝達は行わない」など4項目。8日から施行する。パ・リーグは98年ダイエー(現ソフトバンク)にスパイ疑惑が起きたことに端を発して同じ内容の「パ・リーグ監督宣言」を出したが、セは「アンフェアな情報入手はしない」との文言にとどめ、具体的な禁止事項を記載せず、紳士協定としていた。

 関係者によると、複数の球団から疑わしい行為があるとして、申し合わせをするべきだとの意見が出たという。セ理事長の広島鈴木清明常務取締役は「最近(不正が)あったという意味ではない。セにないので作ろうということになった。明文化したほうがいい」と説明した。

 [2009年9月8日8時58分

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