<楽天5-2日本ハム>◇2日◇Kスタ宮城

 日本ハムは連勝が6でストップし、一夜で再び借金生活へ戻ることになった。4回に2点を先制したが、追加点を奪えず、2-2の8回に2番手として救援した加藤武治投手(32)が楽天ルイーズに3ランを浴びて勝ち越された。3日の楽天10回戦(Kスタ宮城)はダルビッシュ有投手(23)が先発。エースで再び上昇気流をつかむ。

 後味が悪い一時停止だった。6連勝が止まった日本ハム梨田監督が珍しく選手を責めた。2-2の8回無死一、二塁のピンチ。2番手で送り込んだ加藤武に、矛先は向かった。「同点の場面で、あれは絶対にやっちゃいかん」。記録には残らない“ミス”が、打者ルイーズの2球目に起きた。

 カウント1-0から、二塁走者の鉄平が三盗。無警戒だった気の緩みを突かれた。犠飛、併殺崩れでも勝ち越し点を献上するシーンへ早変わり。数々の修羅場を経験してきているはずの加藤武は、嘆いた。「大反省してます。やっちゃったってというか」。気落ちした直後、フルカウントからルイーズの決勝3ランを献上して万事休した。

 6試合連続2ケタ安打の打線も、エース岩隈に7安打。3度の得点圏のチャンスで2三振を含め、すべて凡退した稲葉は「打てる球がなかなか、なかった。さすがというか…」と潔く完敗を認めた。がっぷり四つの接戦で投打に勝負どころで屈した。力負けで、一夜で借金生活へ逆戻りした。

 驚異の反攻に期待しているからこそ、手厳しいシーンもあった。采配の見せ場は継投くらいしかなかったが、試合後、心ないファンから痛烈なヤジも飛んだ。「梨田辞めろ!

 お前のせいでまた負けたぞ!」。周囲を過激に熱くさせるほどの進撃を、まず終えた。梨田監督は「しょうがない」と切り替えた。3日先発のダルビッシュから、ミラクル反攻の第2幕が開ける。【高山通史】

 [2010年7月3日10時43分

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