<ソフトバンク6-4西武>◇21日◇福岡ヤフードーム
再び「混パ」の様相を呈してきた。ソフトバンクは延長11回、ロベルト・ペタジーニ内野手(38)が右翼席へ劇的なサヨナラ2ラン。今季初、実に3年ぶりの7連勝で前半戦を締めくくった。西武は首位ターンも4連敗。3位ロッテが日本ハムを下したことで、首位に2ゲーム差と詰め寄った。3位までが2ゲーム差以内となるのは6月17日以来の、目が離せない展開となってきた。
打った瞬間に最高のエンディングを確信した。ペタジーニが、ゆっくりと一塁へ歩き出す。対照的にベンチからはナインが一斉に飛び出した。延長11回、1死一塁。右翼席へライナーの5号2ランは、今季2度目のサヨナラアーチだ。本塁まで感激を味わうように歩を進めると、手荒い祝福に身をゆだねた。
ペタジーニ
チームが勝って最高だ。シンプルに球を強くたたくことだけ考えた。バットを振らないと何も始まらない。バットを振ることを考えた。
日本球界228本目は、球団にとって2リーグ制以降、通算100本目のサヨナラアーチとなった。39歳の年齢に加え、左ひざ痛の持病を持つが、技術とパワーは群を抜く。バットのグリップは極細タイプ。一方で、ミートポイント直径64ミリのバット先端部の太さはチームトップ。「野球に年齢は関係ない」。10年以上前のメジャー時代から変らぬスタイルを貫いている。
松中とのDH併用が続くが、「すべてはチームが勝つことが大事。松中さんも自分も勝つためにDHを任せられている」と言い切る。フォア・ザ・チームに徹する助っ人の1発で、3年ぶりの7連勝で前半戦を終えた。貯金は今季最多11に戻った。何より、首位西武とは0・5ゲーム差。秋山監督は「9連戦(1試合は降雨中止)の中で、いい形でこれた。後半戦もこの形で入っていけばいい」と、うなずいた。【松井周治】
[2010年7月22日12時21分
紙面から]ソーシャルブックマーク



