<巨人4-8阪神>◇4日◇東京ドーム
原巨人が一夜で首位から陥落した。阪神との首位攻防の第2ラウンド。今季は東京ドームで無敗の内海哲也投手(28)が5回7安打5失点でKO。2回にはビデオ判定に助けられながらも、後続につかまった。連勝は4で止まったが、脇谷亮太内野手(28)がセ・リーグタイ記録となる14試合連続得点を樹立した。
ビデオ判定に救われても、勝てなかった。2回、1点を先制されてなおも2死一塁。巨人内海は、阪神メッセンジャーに、高めに浮いた直球をたたかれ、左翼へ大飛球を打たれた。ギリギリでフェンスを越えたかに見えた打球。1度は本塁打とジャッジされたが、ビデオ判定により、二塁打に変更された。2点は帳消しとなり、2死二、三塁から再開となった。
しかし、内海はこの幸運を生かせなかった。左打者の鳥谷、平野に連続適時打を浴びて3点を失い、この回4失点。ラミレスの35号ソロで1点を返した直後の5回に、さらに1点を加えられ降板した。期待が大きいだけに、もどかしさがつのる。原監督は「ベストピッチでしょう」と皮肉りながら「(2回は)投手に打たれ、左打者にポンポンと打たれてはね。(5回の)5点目も非常に痛かった」と、粘りのなさを嘆いた。
首位攻防戦が始まる前、原監督が先発投手陣のキーマンに挙げたのが6月24日の7勝目を最後に白星のない内海だった。「激励?
何も言わないよ。これまで100万回ぐらい言ってきたから。もうお尻をペンペンする時期は終わった。あとは結果を評価するだけ」。“無言のゲキ”に応えられなかった左腕は、試合終了から1時間半後にようやくロッカールームから出てきた。敗戦のショックは大きい様子で「反省しています」と言葉を絞り出すのが精いっぱいだった。
野間口の力投で初戦をものにした勢いを生かせなかったが、原監督は「今日も最後まであきらめずに全員が集中力を持って戦っていたと思う。あとは技術、あるいは度胸の問題。明日また切り替えて戦う」と気合を入れ直した。東京ドームの観衆は連日の4万4000人超え。「これだけいい雰囲気の中で野球ができるわけだからね」。落ち込んでいる暇はない。5日の第3戦に勝てば、再び首位に立つ。【広瀬雷太】
[2010年8月5日9時52分
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