<日本ハム6-4ソフトバンク>◇4日◇旭川
日本ハム木田優夫投手(41)が、4日のソフトバンク戦で巨人時代の96年以来、実に16年ぶりの5勝目を挙げた。5回を松中のソロ本塁打のみに抑える1失点。42歳になるシーズンで5勝以上挙げたのは工藤、山本昌、大野、下柳に続くプロ野球史上5人目、パ・リーグでは初めての快挙となった。
大記録達成にも、あくまで自然体だった。木田が、5回3安打1失点で5勝目を挙げた。42歳シーズンでの5勝以上はパ・リーグ史上初という快挙だが「あっ、そうなの?
それは全然気にしてなかったです」と、わずかな照れ笑いを浮かべただけ。自身にとっても巨人時代の96年以来、14年ぶりのシーズン5勝目だが、喜びは控えめだった。
熟練の投球術が光った。最速は141キロだが、同じ直球で134キロを計測した球もあった。微妙にスピードに変化をつけ、打者のタイミングを外した。「(大野)奨太がずっと『低く低く』って言ってくれていたので、気をつけて投げました」。4回には松中に1発を浴びたが、最少失点で救援陣に後を託した。
前回登板した7月28日のオリックス戦では、投手前のゴロをグラブではじき、出塁を許す場面が2度もあった。以降は屋外球場が続く日程だったが、厳しい暑さの中、特守をこなしてきた。素直に反省し、貪欲(どんよく)に取り組むことで、大ベテランとなった今でも白星を重ね続けられている。手元に届いたウイニングボールは、この日が57歳の誕生日の梨田監督へ手渡した。この勝利も、まだまだ通過点にすぎない。
[2010年8月5日12時32分
紙面から]ソーシャルブックマーク



