「Tタイム」も「翔タイム」も終わらせろ!

 ソフトバンク秋山幸二監督(48)が9日、オリックスT-岡田外野手(22)と日本ハム中田翔内野手(21)に対して警鐘を鳴らした。10日からはオリックス、日本ハムとの6連戦。絶好調の若手スラッガー2人を封じ、5連敗脱出と首位返り咲きを狙う。

 一直線に空へと上昇していくジェット機を横目に、秋山監督は首位再浮上への道筋を探っていた。8試合続いた遠征を終え、帰りの航空便を待つ羽田空港のロビー。「ウチは1週間スパンでやっていくだけ。今週ならオリックスと日本ハムだろ」。先を見据えるよりも、まずは目の前の試合に全神経を注ぐ。5連敗からの逆襲を目指す今週、キーマンに挙げたのがオリックスT-岡田と日本ハム中田の若きスラッガー2人だ。

 秋山監督

 ホームランバッターは(打率と違って本塁打の)数字が減らないから、数字がそのまま自信になる。チームの勝敗にも関わってきているし(チーム全体が)勢いに乗ってくるからな。

 自身も23歳を迎えた85年に一気にブレークして前年の10倍となる40本塁打を放ち、リーグ優勝にも貢献した。だからこそ、2人の置かれた状況は手に取るように分かる。特に警戒するのが中田だ。「11試合で8発か。技術を身につけて伸びてきている。配球とかも分かってきたんじゃないか」と変身ぶりに舌を巻いた。

 もともと手を焼いている相手だ。今季の対戦成績は打率3割6分8厘(19打数7安打)、1本塁打、3打点。“変身前”は変化球が弱点とされてきたが、4日には和田が外角低めのチェンジアップをバックスクリーン左へ運ばれるなど、進境は著しい。高山投手コーチも「以前の中田とは違う。攻め方も変えていかないと」と対策の見直しに入った。日本ハムには今季5勝9敗と苦しめられており、中田封じは至上命題だ。

 まずは10日からオリックスとの3連戦を迎える。T-岡田に対しても今季は対戦打率2割5分5厘(51打数13安打)ながら4本塁打を許しており、油断はできない。若き大砲を沈黙させ、秋山ホークスが再び頂点へとはばたく。【太田尚樹】

 [2010年8月10日11時36分

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