<西武4-8オリックス>◇31日◇前橋

 オリックス金子千尋投手(26)の連勝街道が止まらない。西武戦で今季14個目の白星を手にした。何より、猛暑の7月、8月で10連勝。救援もこなしながらだから価値がある。それでも「僕が投げる時は打線が打ってくれる。感謝しています」と、涼しい顔で打線を持ち上げた。

 1回に中島に2ランを浴び、3回にも1失点。不慣れな地方球場に加え、新品に取り換えられ滑りやすいプレートに戸惑ったが、スパイクの歯で丁寧に傷をつけ、足元の「定位置」を確保し、7回途中4失点にまとめた。昨年4戦全敗だった西武に今季は4戦全勝とめっぽう強い。

 ハーラートップのソフトバンク杉内に1勝差に迫った。スタンドからは「沢村賞!」の声も飛んだが、登板数(25)、奪三振(150)、勝率(6割以上)は基準を超え、球団史上初の受賞へと夢も膨らむ。それよりも今は3・5ゲーム差に迫ったCS圏が当面の目標。「まだまだチャンスはある。1試合1試合投げたい」。チームは2分けを挟んで4連勝。金子千が混パを生き抜く原動力になる。【押谷謙爾】

 [2010年9月1日10時42分

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