<楽天2-12ロッテ>◇21日◇Kスタ宮城
ロッテ西岡剛内野手(26)が、あこがれの存在に並んだ。楽天戦で3安打を放ち、今季26度目の猛打賞でイチロー(マリナーズ)がオリックス時代の96年につくったプロ野球記録タイとした。今季通算でも197安打とし、パ・リーグでは94年イチロー以来となるシーズン200安打にあと3本とした。
逆らわずにフルスイング!
ミスター猛打賞のヒットパレードだ。まずは右打席で迎えた1回。カウント1-2からの外角高め直球を、右前に打ち返す。盗塁し、金泰均の中失で先制のホームを踏んだ。続いて3回先頭、右打席。内角スライダーを三塁線を破る二塁打とした。また盗塁し、井口の15号で生還した。そして5回は左打席から中堅方向への強い打球を放つ。右へ左へ中へ。クリーンヒットが乱れ飛んだ。今季26度目の猛打賞。96年にイチローが成し遂げた日本記録に並んだ瞬間だった。6月18日以来の首位打者にも立った。
今季現時点のイチローより多い197安打で到達した日本記録。「長いプロ野球の歴史の中で、自分も名前を刻むことが出来たことを本当に光栄に思います。自分が12歳の時に尊敬していたイチローさんが作ったこの記録に並ぶことが出来た。少年時代に、あこがれの目で見ていた偉大な選手に並べたことは本当に夢のようです。ただ、この記録の上で並んだだけで、イチローさんの技術に並んだわけでは全然ない。勘違いしないように、まだまだ、これからさらに努力をして、毎年結果を残して成績を積み重ねていきたい」。主将は笑顔で殊勝に言った。
仙台16連敗という重苦しいトンネルを20日に抜け出すと、この日は一転して17安打12点の大勝。打って走って得点して、主将はチームを引っ張った。5回の得点で今季118得点。球団タイ記録だった。「ボクの後ろを打ってくれている打者の皆さんがチーム打撃でホームにかえしてくれたということ。チーム全員で作り上げたものだと思っています」と、むしろこちらの記録を喜んだ。主将に任命した西村監督も「ホント、しっかり引っ張ってくれています」と、最敬礼だった。【金子航】
[2010年9月22日9時23分
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