腹痛を発症した日本ハムのドラフト1位斎藤佑樹投手(22=早大)に、日々「問診チェック」が課されることになった。21日の全体練習後、芝草投手コーチと約10分間の面談を行った斎藤は「今後のことも含めて話しました。『いろいろ話をしてくれよな』と言ってもらいました」と話した。内容は投球フォームの確認や体調のチェックなどについて。芝草コーチは「会話をすることは大切。これまでもやってきてはいますが、これからもそうしたい。吉井コーチともうまくやっていきたい」と、“健康診断”を含めた日々の「問診チェック」を日課にする方針だ。

 斎藤はこの日、今キャンプで初めてティー打撃を行った。「体のキレを出すためです」とリフレッシュできた様子。22日には、ブルペン投球を再開して30~40球を投げる予定で、復帰に向けたメドは立った。梨田監督も「もう問題ないと報告を受けている」と胸をなで下ろした。

 前日20日の紅白戦で2回無失点デビューした早大の同期、西武大石については「よかったですよね。初球がカーブでしたね」とニッコリ。その大石から「大丈夫か」と心配して連絡が来たという。周囲の心配を杞憂(きゆう)に終わらせるため、“主治医”の芝草、吉井両投手コーチと二人三脚で開幕を目指す。【本間翼】

 [2011年2月22日8時46分

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