ソフトバンクが今秋ドラフト最上位候補に最速157キロ右腕の東海大・菅野智之投手(3年=東海大相模)をリストアップしていることが24日、明らかになった。春季キャンプ中の21日に王貞治球団会長(70)をはじめとして編成スタッフが集結。今秋ドラフトの目玉である菅野投手を徹底マークしていくことが確認されたもの。球団幹部は「調査は続けていく。恐れず、ひるまず」と、巨人がすでに1位指名を明言している状況下だが、継続調査を明言した。

 菅野投手が登板した23日のオープン戦視察も行った。25日に出発する東海大の沖縄キャンプにも担当スカウトを派遣する予定になっている。

 昨秋ドラフトで山下斐紹(あやつぐ)捕手(18=習志野)を獲得し、最大の懸念だった捕手補強を行った。09年は二遊間を担う逸材として今宮を指名している。チーム構成上、今秋の最重要課題は即戦力投手補強になる。球団幹部は「いい選手を指名していくことになる」とも話しており、東洋大・藤岡貴裕投手(3年=桐生一)や明大・野村祐輔投手(3年=広陵)らとともにマークしていく方針だ。

 [2011年2月25日10時50分

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