才能豊かな若き大砲が、生涯を共に歩む最高の伴侶を得た。日本ハム中田翔内野手(22)が12日、大阪府在住の一般女性と11日に婚姻届を提出したことを発表した。大阪府内で自主トレ中の中田は「家族ができて、より一層気が引き締まる思いです。今まで以上に野球に打ち込んで、チームにもっと貢献できるように頑張りますので、今後も応援よろしくお願いします」とコメントした。

 夫人となったのは、大阪桐蔭時代の同級生。プロ入り後に再会を果たし、お互いが引かれ合い、仲を深めていった。交際開始直後にはすぐ、母香織さんへ紹介も済ませた。関西遠征の度に食事を重ね、中田も「一緒にいても気を使わないし、楽なんです。それがいいんだと思う」と、厳しい戦いの中で、彼女には心を許していた。

 昨季はレギュラーに定着し、チーム最多の143試合に出場。18本塁打、91打点もチームトップの活躍だが、その裏には、常に叱咤(しった)激励し、ときには中田をしかることもある、心強い夫人の存在があった。

 来月に迫った春季キャンプを終えると、開幕前には札幌市内に新居を構え、新婚生活もスタートさせるつもり。「昨年の自分の成績には、全然満足していない。チームの優勝、日本一だけを目指してやっていきたい」と、気合をみなぎらせる5年目の新シーズン。最愛の夫人と二人三脚で、最高の一年にする。