早大・斎藤佑樹投手(4年=早実)は20日、東京・東伏見の同大グラウンドで納会に参加した。リーグ戦と明治神宮大会の優勝を祝し、ブルペンで十勝牛の焼き肉を堪能。晴天のもと、部員106人全員でカルビ、ロース合計60キロを平らげた。牛肉は、斎藤の日本ハムドラフト1位指名を受け、北海道・帯広稲門会(OB会)から早大競技スポーツセンターに寄与されたもの。応武篤良監督(52)は「最初は牛まるまる1頭という話だったんだけど、持ってこられないからね。斎藤が日本ハムに行くから?

 そうでしょう」と異例のご褒美を喜んだ。会の最後、斎藤は「早稲田を選んでよかった」と涙を流したという。「進学を疑問視する声もあったけど、大学に入って彼は間違いなく進化した」と、同監督も感慨深げだった。