WBC連覇へ準備は整った。侍ジャパン大谷翔平(31)が4日、東京ドームで行われた記者会見に出席。オリックス、阪神との強化試合(京セラドーム大阪)では計5打数無安打も、万全を強調した。前回大会の23年WBCは投打二刀流で活躍したが、今大会は打者に専念する予定。打撃面でチームに貢献することを誓った。北山亘基投手(26)にむちゃ振り ?した“お茶ポーズ”にも言及。最高のチームワークを発揮して、本戦へと向かう。

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大谷が真剣なまなざしでハッキリと言った。「前回よりもアメリカで(こなしてきた)試合数も少なめですけど。体がまず状態良く、ケガなくここまで来ているので、現段階では十分満足しています」。強化試合では計5打数無安打と、快音は響かなかったが「ヒットが出る出ないにかかわらず、1打席1打席プラン通りにこなせたのは良かったのかな」とうなずいた。

自身が担うべき役割は理解している。今大会はDHとして打撃に専念する見込み。「オフェンス面(攻撃)でしっかり落ち着いてプレーができれば、いい試合が送れるんじゃないかな」と見据えた。打順は未定ながら、上位でスタメンに名を連ねることは確実。「2番、3番を打ったら前の選手の仕事を次に託したいなと思いますし。トップ(1番)だったら出塁することが一番大事だと思っているので、振ることだけではなくしっかり見極めた上で仕事ができれば」と思い描いた。

厳しい戦いを勝ち抜くためには、チームワークも重要となる。自身が北山にむちゃ振り ?して誕生した“お茶ポーズ”には「チームとして1つ何かいいものを作りたいなとは思っていた。全体的に素晴らしいコミュニケーションが取れているんじゃないかな」。北山を指名したことについては「僕自身が気を使われるのが嫌なタイプなので。お互いに打ち解けていく中で、気軽に話せたらいいなという思いで」と明かした。

まずは初戦に照準を合わせる。相手は24年のプレミア12決勝で敗れた難敵の台湾だが「日本が勝つために全力で頑張りたい。その中でお互いが力を出し切っていい試合ができれば」。さらに「(WBCは)野球ファンの人たちが1つになる機会だと思うので。全員で応援してもらえたら力になると思っています」と呼びかけた。日本中が願うWBC連覇へ-。その先頭には大谷がいる。【水谷京裕】