藤田和之(46)は、代理人のケンドー・カシン(49)と2人で大仁田厚(59)を有刺鉄線電流爆破バットの挟み撃ちにしてマットに沈めた後、無言で車に乗り、会場を後にした。

 一方、カシンは6人タッグマッチに出た藤田について「あれは藤田じゃなく、沢田だよ」と、セミファイナルで自身と組んだ沢田敦士であると、本気とも冗談ともつかないことを口走った。その上で「引退試合は今回で終わったんじゃない? 10・31は必要ない」と言い残し、立ち去った。

 ただ、藤田はこの日、シャツとジーパン姿でリングに上がっており、タイツもリングシューズもはいていなかった。また大仁田も、カシンの要求を受け、自身初の電流爆破ダブルヘッダーを組んだ、その2試合目に藤田を迎え撃った。疲労もあったのか、藤田らとの2戦目では左肩も痛めた。

 いつも、ウイットやとんちを効かせたカシン流の物言い、完全決着とは言えない状況、試合後のリング上で「10月31日、藤田と戦う!!」と絶叫した大仁田の執念からも、大仁田の10・31ラストマッチでの藤田との再戦は、避けられない状況となりそうだ。