プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が12月30日に横浜文化体育館で、同級7位ヨアン・ボワイヨ(29=フランス)と7度目の防衛戦に臨むことが16日、発表された。同日に都内のホテルで会見に出席した井上は4年連続となる年末恒例の世界戦に向け「17年はいい試合が続いているので、12月30日も井上尚弥らしい試合をみせたいと思います」と抱負を口にした。

 対戦相手のボワイヨは現在30連勝中で、攻撃的な右ボクサーファイター。「また(来年)2月に米国で(試合)という話もあるので、そこに向けてという意味でも、またいい試合を見せられたらいいなと思います」と口にした。

 9月9日に米カリフォルニア州で開催された同じ階級の強豪が集う「Superfly」に参戦。アントニオ・ニエベス(米国)に6回終了KOで下して以来の防衛戦となる。井上が出場意欲を示す米国での2月24日の興行は「Superfly2」という同じシリーズの興行となる。わずか2カ月弱での連戦の防衛戦となるが、大橋秀行会長は「尚弥本人がぜひ出たいと。その意向は向こうのプロモーターに伝えてある」とサポートを約束した。

 井上は「今は12月30日の試合のことだけを考えている。試合が待ち遠しいです」と、気持ちを高揚させていた。