ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)が、3月5日午後10時25分から放送のNHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で異例の“再登板”をすることになった。

 昨年8月の放送回で、日本記録の13回連続防衛記録に挑む様子が密着された。同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)にプロ初の黒星となる4回TKO負けで偉業を阻まれて王座陥落したが、今回はその雪辱戦までの日々を見つめる。

 3月1日に待つネリとの再戦へ、番組では「ハイリスクを承知で上がる覚悟のリングには、一体なにが待ち受けるのか? 35歳、絶対王者と言われた男の挑戦に、再び密着!」とうたう。

 NHKでも屈指の人気番組だが、これだけ短期間で再登場するのは異例だという。前回の反響も大きく、再びカメラを向けるNHK関係者は、「ひそかに追いかけてきた再起への戦いをお伝えしたい」と述べた。