メインの世界ヘビー級選手権は王者小幡優作(34)が、挑戦者佐藤耕平(40)を破り、3度目の防衛に成功した。

 小幡は、佐藤の強烈なケリやエルボーに耐え、終盤に得意のヒザ攻撃で形勢を逆転。最後は16分51秒、コーナートップからのダイビングダブルニーを決めて勝利した。

 試合後、敗れた佐藤から「小幡、強くなったじゃねえか、このやろー。これからも、お前の前に立ちはだかってやる」と言葉をかけられ、リング上で握手を交わした。ゼロワン一筋17年の先輩の壁を越えた小幡は「オレは入団6年。今まで2回勝てなかった。毎試合たたきつぶされてきたが、ようやくここまで来た。このベルトとともにもっともっと成長したい。これからは誰とでも戦っていきたい」と意気込みを語った。