ボクシングの中量級で世界的に活躍した元東洋太平洋ウエルター級王者亀海喜寛(35=帝拳)が現役引退した。7日、帝拳ジムの本田明彦会長が明かした。6日に自身のSNSを更新し、「引退しました」と記していた。8月のスーパーウエルター級10回戦で、グレグ・ベンデティ(米国)に0-3で判定負けしたのが最後の試合だった。

昨年8月、元4階級制覇王者コットとWBO世界同級王座決定戦を戦った。超ビッグネームに奮闘も、世界初挑戦でベルトに届かなかった。引退理由に「最後の2戦は何故かわかりませんが序盤で上腕二頭筋に力が入らなくなり、以前のようにパワーパンチを最後まで打ち続ける事が出来なかった」と明かした。

05年にプロ入りし、13年に東洋太平洋ウエルター級王座を獲得。11年からは米国を主戦場にし、8月のベンデティ戦が米国での10試合目、戦績は27勝(24KO)5敗2分けだった。今後はトレーナーになる。