13年ボクシング高校総体ライトフライ級覇者の岩田翔吉(23=帝拳)が27日、5月4日に東京・後楽園ホールで国内デビュー戦に臨むことが決まった。18年全日本同級新人王の亀山大輝(22=ワタナベ)と6回戦で対戦する。

昨年12月に米国で4回TKO勝ちのプロデビューを果たした後、1月に国内ライセンス取得のために日本ボクシングコミッションのプロテスト(B級6回戦)を受けて合格。プロ2戦目は帝拳ジム所属としての初試合でもある。

東京・日出高時代に同学年のWBO世界フライ級王者田中恒成(畑中)、WBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(大橋)から勝利を挙げた岩田が早くも好選手と拳を交える。

日本同級13位にもランクする亀山との国内プロ初試合に向け「ランカーとの対戦は光栄。勝てばランク入りするチャンスなのでありがたいです」と声をはずませた。

元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(帝拳)の実弟でトレーナーのカルロス氏から指導を受け、着実な成長を実感しており「KOで倒すような練習と助言を受けています。キャリアは相手が上でリスペクトしていますが、面白い試合がしたいです」と自信をのぞかせていた。【藤中栄二】