日本スーパーフェザー級8位坂晃典(27=仲里)が6回TKOで、フェザー級に続いて2階級制覇を達成した。

同級王者末吉大(29=帝拳)のV5戦で対戦。初回からプレスをかけて、左ジャブに右ストレートをクリーンヒットさせた。4回には左まぶたをカットさせ、6回に猛攻で最後はワンツーでコーナーに吹っ飛ばし、レフェリーが即座にストップ。6回1分30秒TKO勝ちした。

坂は「3、4回でちょっと集中力がなくなったが、セコンドのいうことを聞けていた。作戦通りにやれた」と満面の笑み。前日計量前にホテルへチェックインする際、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(27=BMB)と偶然会った。関大では同級生で仲が良かった。23日に防衛戦を控えながら応援に駆けつけてくれ、試合後は抱き合って喜んだ。

この試合は9月に予定されたが、末吉が右足甲の疲労骨折で延期となっていた。坂は日本フェザー級王座の初防衛戦でKO負けなど、後楽園ホールでは2勝3敗だった。「ボクはただ頑張っただけ。周りのみんなに感謝しかない」と頭を下げた。