19歳のJBCフライ級2位平山夢(YuKOフィットネス)が新王者となった。同級1位佐山万里菜(32=ワタナベ)と同王座を争い、3-0の判定勝ちでベルトを獲得した。

2年前のデビュー戦で判定勝ちしている佐山に対し、ジャブ、ワンツー、左ストレートで攻め込み、手数で上回った。来年1月に出席する成人式に白い日本女子ベルトを持参する予定で「ベルトがばえる(映える)青の振り袖にしたんです。最高です。うれしい」と満足そうな笑みを浮かべた。

元東洋太平洋ライト級王者坂本博之氏と幼なじみで元プロボクサーの父司さんの影響でボクシングを始めた。セコンドに入った司さんは「ボクシングをやると言われて複雑でしたが、人生懸けて応援したい」とサポートに全力を注ぐ構え。同じ所属先には元WBC女子世界ミニフライ級王者黒木優子、現東洋太平洋同級王者葉月さなという実力者が在籍。平山は「先輩2人の良いところを吸収していきたい。先輩に追いつき、追いこせで、頑張りたい。来年には東洋太平洋王座のベルトを目指したい」と決意表明していた。