ボクシング前WBO世界フライ級王者木村翔(31)が、花形ジム所属で再起戦に臨むことになった。花形会長が20日に明らかにした。2月15日にフィリピン・マニラで、元WBO世界ミニマム級王者サビーリョ(フィリピン)と世界前哨戦の位置付けで対戦する。

木村は昨年5月の2階級制覇失敗後は、フィリピンや中国で練習していた。元日付で所属していた青木ジムが休会し、その後の所属先が未定だった。フィリピンで試合する場合でも、両国の協定から日本ボクシングコミッションの許可が必要で、そのためには国内のジムに所属する必要があった。

東日本協会会長でもある花形会長が、この試合限定での暫定移籍を引き受けた。昨年12月に協栄ジムが休会した際などにも、試合の決まっていた選手の救済を最優先に同様の措置をとっていた。