ボクシングの八王子中屋と横浜光の両ジムが28日、共同プロモートによる新方式で選手支援する興行「A-SIGH.BOXING」の開催を発表した。8月31日に東京・新宿FACEで無観客を想定し、オンラインを活用して新たな収入源としたい考えだ。

クラウドファンディング形式でファンが選手を直接支援し、当日はユーチューブで無料配信される中で投げ銭システムも導入される。グッズ販売なども含めて、運営費などを除いた90%が選手に支払われ、ファイトマネーに加えた収入となる。

当分は無観客や客数制限が開催条件となるため、選手は入場券販売での収入が見込めない。そこでオンラインを活用して支援をしてもらおうというもの。A-SIGHはこれまでも積極的にユーチューブを活用。事前から情報配信などもしてきたが、さらにデジタルシフトを試みて選手支援をしていく。

当日は若手を中心に5試合を予定している。メキシコで10年活動していた、元世界WBCユース・スーパー・ライト級王者坂井祥紀(29=横浜光)の帰国初戦がメインとなる。